人脈が対価にならない問題。
「(自らの仕事のために)~~な高校生にヒアリングしたいんだけど?」
「(自らの仕事のために)~~な大学生や若手社会人を集めた勉強会しないか?」
そんな相談や提案をもらうことが、よくある。
なぜかって、
私が、
いち個人としての活動(ほとんどボランティア)で
高校生、大学生、若手社会人との繋がり、人脈があるから。
もちろん、
①相談、提案をしてきた人 にとっては仕事になる(お金になる)
②高・大・社会人 にとっては勉強になる(お金になったりすることもある)
から、メリットがある。
はて、私にとっては?????
繋がりがあまりにも簡単に奪われ、活用されすぎているのが、スッキリしない。
名刺一枚の価値が約74万円ともいわれてる。
BtoB営業の経験があるので、名刺を獲得するために、
ひたすら交流会に行ったり、展示会で名刺交換数を競ったりしたので、
名刺・人脈の価値は痛いほどわかる。
そして、得た名刺・人脈を活かすまでには、多大な労力がかかることも。
だって、ただ名刺交換をしただけでは、本当の「人脈」にはならない。
ましてや、展示会などで膨大な量の名刺交換をしてるような場では、
その後に、いかに、
綿密・丁寧・印象に残る連絡を、
長期的に取って、
リレーションが築けるか。
これによって、その後の営業活動、ひいては取引に繋がるかが決まる。
たとえ相手が、高校生・大学生・若手社会人だろうと、それは同じ。
人間関係はすべて同じ。
①出会いの場に、どれだけ出向いているか
②出会った人と、どれだけリレーションを築いているか
この2つが多ければ多いほど、人脈はどんどん広がっていく。
私の場合、もともとの性分で、①は多いし、②も多い。
つまり、
出会いの場に出向くことが多いし、
リレーションも、こまめにやり取りをしているので、
人脈は広い方だと自他ともに言われる。
だからこそ、「コミュニティ」「コミュニティマネジメント」にも繋がる。
たくさんの人と、たくさんのコミュニケーションをしないと、
コミュニティは成り立たない。
そんな中。
①も②もしてなくて、人脈がない人に、
その人脈を、いとも簡単に使われるとなると、
とっても違和感がある。
いくら友達とはいえ、自分がかけた時間と労力が何も報われない、そんな気分になる。
もちろん、双方にとって良い場になることは間違いないし、
その場を創出したい気持ちはあれど、
「コーディネートしろ」と言われたり、
さらには、その集まった場で勝手に、各個人の情報を集めようとしたりされると、
私の、
①数々の出会いの場に、出向いた時間とお金(場合によっては参加費がかかるので)
②出会った人と、リレーションを築いてきた時間と労力
が、極論「勝手に奪われている」ような気にもなる。
心が狭いって言われるかもしれない。
もちろん、わたし自らが紹介したいと思って、
共通項のある人たちを集めた飲み会などをすることはある。
それはわたしが「やりたい」と思ってやっていること。
だけど、誰かにお願いされたことは違う。
集客や、場のコーディネートを仕事に、お金にしている人もいるはず。
同様のことをするのであれば、友達であれど、その対価はもらわないと成立しない。
そのため、
・連絡した人数
・連絡にかかった時間(連絡回数)
・(イベントなどであれば)参加した人数
などを、定量的に算出して、価値化(ざっくり値を付ける)して、
人脈を、ただで使われないように、
自分の人脈が、わたしの累積した行動によって形成されたものであることを伝えるように、
気を付けている。
じゃないと、自分自身の無価値化に繋がってしまうから。